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2018年10月5日のカジノニュースをお伝えします。

長崎県佐世保市で、IR誘致へ向けた決起集会が開催

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ハウステンボスの水中IR構想

IR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致を目指す長崎県佐世保市で4日、「九州・長崎IR推進決起大会」が行われた。

県と佐世保市による「県・佐世保市IR推進協議会」や県商工会議所連合会など4団体が主催が主催となり、九州経済連合会(九経連)などが後援する形となった。

同会には県内外の政財界関係者約340人が出席し、長崎で九州初のIR区域認定を目指すと共に政府には区域認定の早期実施を求めていく決議などが採択された模様。

また、県は昨年12月から今年2月までに募った民間事業者からの事業提案について紹介し、カジノ運営などで国内外の38社が興味を示していることも明らかにした。

長崎県では、ハウステンボスにIRリゾートを建設する計画で誘致を進めている。

第一回の区域認定は2021年頃で、3か所が予定されている。

長崎県のほかに、大阪府・北海道・和歌山・東京・神奈川県横浜市・愛知なども誘致に立候補する可能性があり、沖縄知事選でデニー玉城氏が当選したことによって、事実上九州・沖縄勢は長崎県のみとなった。

官民一体となって誘致を進めているだけに、なんとしても区域認定を受けたいところだ。

<参加者のコメント>

県企画振興部の吉田慎一政策監「佐世保への関心の高さをうかがわせる」

推進協議会長の中村法道知事「IRという新たな玄関口を設けることで、今までにない人の流れを生み出すことができるはずだ。年間1000万人以上の来場者を見込んでいる」

九経連の石原進副会長「外国人を呼び込むためにIRは有効な方策。九経連としても佐世保で実現できるよう一緒に活動したい」

政府がカジノ意向調査を開始

IR(カジノを含む統合型リゾート)について、政府はIR整備の計画書を申請できる全国47都道府県と20政令市を対象とした、誘致についての意向調査を始めた。

9月下旬から始まった今回の調査では誘致の意向を確認するとともに、現時点でどれだけ誘致に向けての準備が出来ているのかを確認するとしている。

7月20日に「特定複合観光施設区域整備法」、通称IR実施法案が成立してから、政府が自治体に対してIR誘致についての動きを求めたのは今回が初めて。

2021年に予定される第一回の区域認定へ向けて、自治体の動向を注視しながらより具体的に候補地を絞り込んでいく狙いだ。

誘致を明言しているのは、夢洲へ建設予定の大阪府・ハウステンボスへ誘致予定の長崎県など。

その他に北海道・東京都・神奈川県横浜市・和歌山県・愛知県なども候補に挙がっている。

区域認定は最大3か所の予定で、熾烈な誘致レースが今後は予想される。