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苫小牧で海外IR事業者4社がIR構想を発表

北海道苫小牧市で15日、海外のIR事業者4社による構想発表会が開かれた。

地元経済界でつくる「苫小牧統合型リゾート推進協議会」が主催。

参加したIR企業は発表順に、フォックスウッド・リゾート・カジノ社、ラッシュ・ストリート・ジャパン社、、ハードロック・ジャパン社。

いずれも米国に本社を置く企業だ。

各社の内容は以下

<フォックスウッド社> レストランや客室清掃など多様なIR関連業務を、地元企業と協力して運営する。

<ラッシュ・ストリート・ジャパン社> IR開発中は約1万3000人の現地雇用を見込み、運営後は約7000人を採用することで、地域との共存を目指す。

<モヒガン・ゲーミング・アンド・エンターテインメント社> IRに併設してアイスホッケーなどのスポーツ施設や文化体験施設を整備する。

<ハードロック社> 世界75カ国で展開する飲食店「ハードロックカフェ」やラスベガスでカジノホテルを運営するブランド力

北海道は苫小牧市と留寿都村が候補として挙がっているが、苫小牧市が最有力候補と見られている。

和歌山県仁坂知事、改めてIR誘致へ強い意欲

和歌山県の仁坂知事は15日、田辺市で開かれた紀南の市町村長との来年度の新政策に関する懇談会で、改めてIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致へ向けての決意と自信を示した。

同会には和歌山県からは県側が仁坂知事と各部の幹部、市町村側は日高地方以南の17市町村の町長らが参加。

那智勝浦町の堀町長は、観光振興のトップに掲げられたIRについて、現状と今後のスケジュールを尋ねた。

和歌山県は今年5月にIR誘致へ向けての基本構想を発表し、民間業者の投資意向調査(RFI)を実施した結果、海外IR事業者7社と国内26社から提案があった。

一年後をめどに業者の選定を行った後、県と業者で区域整備計画を練り、政府はその提出を受けてIRの区域認定を行う。

7月に成立したIR実施法では、区域認定の目安は2021年ごろが予定されており、最大3か所国内にIRを建設するとされている。

和歌山県では、建設の候補地としてマリーナシティが最有力で、すべての事業者の希望地でもある。

マリーナシティが候補に挙がった理由として仁坂知事は関空や大都市に近いことやすでにインフラが整っていること、面積が大きいことなどが考えられると説明。

「マリーナシティはマリンレジャーの拠点でもあり、大阪など他の候補地に比べてもトップ級の評価になると思う」

ともコメントしている。

11月には和歌山知事選も控えており、対立候補の畑中氏はIR反対を訴えている。

選挙の結果にどう影響が出るのかに注目が集まる。