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2018年11月27日のカジノニュースをお伝えします。

【名古屋市】名古屋市の誘致候補地に挙がった桑名市は困惑

IR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致候補地として挙げられた三重県桑名市で困惑の声が上がっている。

26日の記者会見で名古屋市の河村たかし市長が、誘致候補地として名古屋市中心部、名古屋港に加え、三重県桑名市のナガシマスパーランド周辺を挙げたことが発端。

会見の際に市長は三重県や桑名市には「失礼の無いようにした。いかんということはない」と述べ、事前に一定の理解を得たことを示唆していた。

しかし、蓋を開けてみれば三重県の鈴木知事は「驚いている」と繰り返し、桑名市の伊藤徳宇市長も「驚いている。IRについては考えていなかった」とコメント。

また、知事には名古屋市からの事前連絡もなかったという。

今回の件を受けて、三重県では県民からの不安の声も上がっており、知事は「観光誘客の利点はあるにせよ、青少年への影響で心配する方もいる。不安の声に耳を傾けることが大事だ」と述べた。

なぜ名古屋市の誘致計画の中で、候補地を三重県桑名市にする話が出たのか大きな疑問が残ると共に、そもそも名古屋市が桑名市への誘致の申請を国にだしことは出来ない。

そうした点も含め、 今後について鈴木知事は「桑名市や(ナガシマを運営する)長島観光開発がどう考えるかだが、県が前のめりに主導することはない」と述べ、慎重な姿勢を示した。