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27日、静岡県牧之原市は「統合型リゾート施設(IR)市民説明会」を開催しました。

牧之原市は今年1月に県内の自治体では初となるIRの誘致を正式に表明。

説明会には市民ら140名が参加し、市の予想を上回る盛況ぶりとなりました。

杉本市長はIR誘致方針の背景について、

  • 牧之原市の人口減は、伊豆半島を除けば、県内で最も厳しい見通し
  • 進行中の人口減対策に、IRという新しい可能性を追加したい。定住人口、交流人口の拡大を狙う
  • すでに、候補地(大寄地区)の地権者は納得、了解
  • 早期に静岡県に情報伝達するとともに、市で第三者機関のIR可能性調査を実施へ。その後、県と協議へ
  • IR誘致のハードルは高い。静岡県が前向き判断しないと申請に至らない。さらに、国の認定は最大3ヵ所。牧之原市が選定される可能性は高いとは言えない。しかし、ポテンシャルをトライせずに逃す選択はない

と説明しました。

候補地となるのは大寄地区の国道473号バイパス沿いの約163ha。

現在は遊休地で、企業誘致推進地区として地縁団体「大寄地区」が所有。1980年代にゴルフ場が計画されたが頓挫した用地になります。

尚、県内では静岡市も誘致を検討していますが、静岡市は市単体で政府へのIR誘致の申請をすることができる政令市の要件を満たしています。

これに対し、牧之原市については県が主体となって申請を行う必要があります。

そのため、静岡県の協力を取り付けるということも含めて、牧之原市は今後厳しいハードルを越えていかなければならないでしょう。

「統合型リゾート施設(IR)市民説明会」は4月15日に第2回が開催予定です。