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大阪府知事、市長選(4月7日投開票)の結果、大阪維新の会から立候補した松井一郎前知事が市長選で、吉村洋文前市長が府知事選でそれぞれ当選し、維新の会からのW当選となりました。

前知事と前市長が入れ替わる形で立候補した今回の選挙戦。

大阪都構想を巡る協議が行き詰まり、松井氏と吉村氏が「信を問う」と辞職を表明したこと。

そして、同じポストで出て再選しても公職選挙法の規定で年内に再び選挙という点に伴って知事と市長が立場をクロスする形になりました。

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当選した松井氏(左)と吉村氏(右)

選挙戦の結果を受けての7日の記者会見で吉村氏は「都構想への再挑戦に踏み出していきたい」、

松井氏は「都構想に反対の意見も聴きながら丁寧に進めたい」とコメントしました。

また、これまで維新の会が中心となって推し進めてきた人工島「夢洲」(大阪市此花区)へのIR誘致については細かく言及しなかったものの、これまでとほとんど変わらない体制での誘致活動が可能であることから、さらに一歩誘致へ向けて前進したと言っても良いでしょう。

大阪府・市は2024年までのIR開業を目指し、夢洲へのIR誘致活動を行ってきました。

これまでに松井前知事、吉村元市長のもとを日本進出を目指す多くのIR事業者が表敬訪問しており、今夏に予定されている事業者の決定もスムーズに行くと見られています。