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世界的に有名なカジノ運営企業同士の買収騒動に決着がつきました。

米ウィンリゾーツは9日までに、オーストラリアの大手カジノ運営企業クラウン・リゾーツに対して買収を提案したもの、協議を打ち切ったと発表しました。

買収総額は約100億豪ドル。(約8000億円)

現金とウィン株式を半分ずつ織り交ぜた形での買収で、価格はクラウン株式1株当たり14.75豪ドル相当だったといいます。

ただ、豪紙報道を受けてクラウンリゾーツが買収提案についての声明を発表したことに、ウィンリゾーツが激怒。

「暫定的な協議が時期尚早に開示されたことを受けてクラウンとの全ての協議を打ち切る」と声明を発表し、買収交渉は打ち切りとなりました。

クラウンリゾーツはオーストラリアのカジノ運営大手企業。

2016年に中国国内での富裕層勧誘が問題となり、賭博勧誘の罪で幹部を含む19名が逮捕されました。

近年では伸び悩む中国人富裕層の売り上げも影響し、利益が伸び悩んでいました。