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統一地方選の後半戦が間もなく始まります。

カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指す長崎県・佐世保市の市長選(21日投開票)はどうなるのでしょうか?

まずは、現時点での長崎県、佐世保市でのIRの誘致の状況について振り返ってみましょう!

現在の長崎県のIR誘致を巡る状況

佐世保市は、長崎県と共同で、これまでIR誘致に向けて前向きな姿勢を明らかにしてきました。

現在の県と市の方針では佐世保市のハウステンボスの敷地内にIRを建設することが濃厚です。

早い段階から誘致に向けた活動をしており、九州で唯一、また沖縄県がデニー知事になった影響で誘致レースから脱落したことも相まって、誘致に対する期待というものは非常に強いものがあります。

先日は、ハウステンボスがIR用地としてならば土地を売却することに合意したとの発表がありました。

今後は、ハウステンボスに建設することを軸に、具体的な事業者選定に入っていくものと見られています。

佐世保市の選挙をめぐる状況

佐世保市長選挙は、現職の朝長市長の身の立候補となり、無投票での4選が見込まれていました。

しかし、無所属新人で元ペンション経営の田中隆治氏(75)が立候補を表明。

これにより、一騎打ちによる選挙戦となりました。

現職の朝長市長は、これまでの誘致活動も踏まえ、今後も継続して誘致活動を行っていく方針です。

朝長氏はIRについて、

「IRには多くの職種があり、1万人の雇用を生むとされる。「雇用の多様化」で移住促進を期待でき、人口減少対策として推進する。経済効果も大きく、(IR事業者から徴収する)納付金で、文化やスポーツの振興もできる。国際都市として佐世保の位置付けはさらに高まる。」

とコメントしており、地方都市ならではの人口減といった加太の解決にもIRを役立てていきたい方針です。

対する田中氏はIRに対する姿勢ははっきりしていません。

どちらにせよ、選挙戦は朝長氏の圧勝というのが大方の予想で、今後も誘致活動が行われていくだろうと見られています。