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和歌山県で、統合型リゾート施設(IR)に関するシンポジウムの第4回が26日開催されました。

今回初めて参入を目指す事業者らによるプレゼンテーションが行われ、「サンシティ グループ」「バリエール・ジャポン」「ブルームベリーリゾーツジャパン」の社長らが、イメージ図などを披露しながら、どのくらいの経済効果があるか、地域とどう関わっていくかなどの考え方を述べました。

シンポジウムには県民ら450人が出席し、事業者らのほか有識者によるパネルディスカッションなどを実施。

IRに詳しい石川耕治弁護士は「大阪との近接性というテーマだが、その問題設定から不適切」と指摘。

「IRは最大の国策であり、3カ所すべて必ず成功しなければならず、近いか遠いかは国の利益に関係ない。大阪と客層は重ならないので、両方開業できても十分に共存共栄できる」と話した。その上で「利益だけを考えず、地元のためのIRと理解する業者と手を組むことが、和歌山IR成功の最大の秘訣(ひけつ)」としました。