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2018年7月31日のカジノニュースをお伝えしたい思います。

北海道でカジノIR誘致をめぐる有識者会議が開催

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北海道で、7月31日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致をめぐる有識者会議が初開催されました。

集まったのは観光産業や依存症に詳しい専門家など。

北海道の高橋はるみ知事の「誘致の判断にはスピード感を意識しつつ、専門家の意見を踏まえながらの検討が必要だ」という発言から会議は始まり、北海道に適したIR施設の在り方などについて議論されました。

その中でIRを導入するメリットとして、観光客の呼び込み、季節による観光客数格差の是正、観光消費額の増加などが挙げられました。

北海道では、釧路市が苫小牧市への応援を表明しており、北広島市も撤退していることから、苫小牧市、留寿都村が現在IR誘致を表明しています。

北海道は今後も三回ほど会合を開き、年内をめどに候補地の決定と、依存症対策について議論を進めていく姿勢です。

大手カジノIR企業GEG、日本の大学生を対象にマカオでのインターンシップを開始

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マカオの大手カジノIR企業であるギャラクシーエンターテインメントグループ(GEG)は、7月30日「GEG 日本-マカオ統合型リゾート・マネジメント・メンターシップ試験的制度」を実施すると発表しました。

この制度は、GEGによって設立された非営利団体であるGEG基金、東洋大学(東京都文京区)とともに、マカオ大学の協力のもとでマカオにおいて行われます。

東洋大学の国際観光学部から選ばれた学生が、8月の4週間、マカオ大学の国際統合型リゾート管理プログラムの講師陣による講義に加えて、企業の社会的責任、ホスピタリティ産業、飲食部門、エンターテインメントやイベントのマネジメント、小売、人事、組織開発、トレーニングなどの題目や専門分野において、GEGの幹部社員によるメンタリング・セッションを通して、IRの運営について総合的に学びます。

いずれは、日本の他の教育機関とも連携を強めていく狙いがあるようです。

GEGによると、今回の目的は日本で成長が見込まれるIRについて、日本の教育機関と学生を支援することであり、今後はマカオの若者が日本で同様に学ぶことが出来るようにしていきたいとのこと。

GEGを含むマカオのカジノ企業は、マカオ政府によるライセンスが2020~2022年で失効するする可能性があり、生き残りをかけて日本進出を虎視眈々と習っていることが窺えます。

JR東海会長、名古屋市のIR誘致について苦言を呈する

JR東海の柘植康英会長は、7月19日、名古屋市の河村たかし市長が名古屋駅周辺へのIR誘致を目指していることについて言及し、IRと名古屋はかみ合わないこと、そもそも用地確保が難しいこと、なぜ突然IR誘致と言い出したのか理解できないという旨をコメントしました。

愛知県は常滑市の中部国際空港の空港島への誘致を推し進めており、対する名古屋市側はJRにいったん見放されてしまった形です。

これが今後の愛知県IR誘致情勢にどう影響を与えるのか見守っていきたいと思います。