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28日、北海道は誘致の検討を進めるIR(カジノを含む統合型リゾート)についての説明会を苫小牧市で開催しました。

苫小牧市は以前発表した道の「IRに関する基本的な考え方」の素案で「優先候補地」となっています。

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説明会では主に「IRに関する基本的な考え方」についての説明が行われ、市民らおよそ110人が参加しました。

IR反対派の住民も数多く訪れ、

「人の不幸を前提に経済振興を図るのは反対」「依存症で家庭が壊れたときに犠牲になるのは子ども」

など、カジノの弊害として懸念されるギャンブル依存症についての意見が多数を占めました。

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また、「世論調査で反対意見が多いのになぜ誘致しようとするのか」と疑問を呈した男性は

「どうしても誘致するなら住民投票をしてほしい」

と、政治の在り方についても疑問を呈しました。

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反対に、賛成意見も多く見られ、賛成派の女性は人口減少やJR苫小牧駅前の衰退ぶりを鑑みて

「何でも反対ではなく、苫小牧市のため歩み寄って話し合いをしてほしい」と訴えました。

ただ、肝心の誘致の是非については道側が未定と回答したこともあり、参加者からは結論を早く出すよう求める声が挙がりました。

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高橋はるみ北海道知事

説明会は、札幌と釧路に続き今回が3カ所目。

道内7か所で行われる予定で、本年度中に函館、旭川、帯広、網走各市でも開催されます。