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和歌山県議会が2016年以降に実施した計10回の海外視察の報告書のずさんな実態が、読売新聞の調査で明らかになりました。

3回は、報告書が1ページしかなく、その他の7回についても2~7ページのみ。

内容については名刺を張り付けただけのものや、日記や感想を簡単に書いただけのものでした。

10回の海外視察の内訳は、中国4回、台湾2回、マレーシア1回、インドネシア1回、シンガポールに2回です。
このうち、シンガポールについては誘致を表明しているカジノを含む統合型リゾート(IR)についての調査目的だったものの、2017年に行われた県議9人での訪問は、表紙のほかに各行程の概要2ページで終了というものでした。
和歌山県議会の藤山将材議長は読売新聞の取材に対し
「代表者が議会で視察内容を報告している。」
と説明したものの、根強いIR誘致への反対意見もある中で、こうした報道があったということで、今後の誘致活動に影響もあるのではないかと見られています。
和歌山県は、候補地としてマリーナシティを軸に、IRの誘致中。