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カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す静岡県牧之原市の杉本基久雄市長は7日、IRの誘致候補地として大寄(おおより)地区の国道473号バイパス沿いを想定していると明かしました。

市によると、候補地は約160ヘクタールで、2006年に地権者や地区住民による協議会から企業誘致への支援を求める要望書が出された遊休地。

また、既に同協議会と大寄地区から候補地にすることへの同意を得ている模様です。

市は誘致の前提条件に「地元住民の理解」を挙げており、杉本市長は7日の市議会一般質問で、

「(大寄が一部となる)萩間地区を地元の範囲として考えている。これだけの事業なので、市民全体にもしっかりと説明責任を果たす」と述べました。

昨年7月に成立したIR整備法によると、IRはホテルや展示場、エンターテインメント施設なども備えることが条件。

杉本市長はカジノ施設の広さは全体の数%と指摘し、IRのイメージとして

「ディズニーランドの中にカジノがある感じ。老若男女が静養できたり遊んだりもできる場所」と語りました。

IRは都道府県か政令指定都市が事業者と連携し、国の認可を得て、実現します。

IR整備法によると区域認定は2021年頃に行われ、最大3か所。

静岡県ではほかに静岡市の日本平への誘致の動きもあり、県としてどういう方針になるのかについては今のところ明確なことはわかりません。

市は一月に誘致の意思を表明し、三月中に県に誘致の意向を伝えたい考えです。