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長崎県や佐世保市が誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)について、有力な誘致候補地とされてきたハウステンボス(=長崎県佐世保市、以下HTB)は8日、IR誘致に成功した場合施設の土地を一部売却することに基本合意したと発表しました。

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HISの澤田社長ら

基本合意ではIRの誘致に成功した場合、宿泊施設「ホテルヨーロッパ」や「フォレストヴィラ」などが立地する土地30ヘクタールを売却する方針。<

売却の際の金額については未定で、今後さらに検討が行われる見込みです。

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売却予定地となるフォレストヴィラ

今回の基本合意を受けての記者会見でHTBの澤田社長は「来場客が年間100万~200万人増加することが期待できる」

長崎県の中村法道知事は「HTBから購入する土地は海に面し、風光明媚(めいび)な自然は売り物になる」

佐世保市の朝長則男市長は「10年以上前からIRの研究を重ねてきた。地域間競争に打ち勝ちたい」

とそれぞれIR誘致への意気込みとメリットについてコメントしました。

ただ、HTBはIRの運営事業者として立候補することはしない方針で、澤田社長はこれについて

「事業者としては参加しない。ただ要請があれば一部施設の運営受託などはあり得る」とコメント。

あくまで土地を提供する立場で、IRの運営には基本的に関わっていかないことを示しました。

IR誘致については、北海道苫小牧市、東京都、神奈川県横浜市、和歌山県、大阪府・市などが有力な候補地として挙がっており、最大3か所までの設置が可能となります。

長崎県・佐世保市としては、九州沖縄エリアでの唯一の候補地である点を生かし、誘致活動を行っていく方針です。