カジノウォーは、シンプルながら非常に熱い勝負を楽しむことが出来る新興のゲームです。
今回は、カジノウォーのディーリング経験もある現役カジノディーラーが、カジノウォーのルールとやり方について解説します。
カジノウォーをプレイするならこれを読めばもう安心!
カジノへ遊びに行く前に是非参考にしてもらえればと思います!
カジノウォーとは?
カジノウォーは1990年代にアメリカで考案されたゲームです。
一般的に広く普及しているようなバカラやブラックジャックと比べると、非常に歴史の浅いゲームですが、世界中で現在親しまれるまでになりました。
多くの地域や、それぞれのカジノごとでオリジナルなゲームが行われていることは珍しくないのですが、このように世界中に普及したのはゲームとして非常に優れている証と言えます。
特徴として、
・カジノウォーのシンプルでテンポの良いゲーム進行は、テーブルゲーム初心者にとっては覚えることが少ないため始めやすく、熱中しやすい。
・カジノ側にとっても、テーブルゲーム初心者を集客することが出来る上に、ハウスエッジ(カジノ側の取り分)がほかのゲームと比べて高く設定されているゲームである。
ことが挙げられます。
まずはカジノウォーのルールから見ていきましょう!
カジノウォーのルール
基本ルール
カジノウォーは、ディーラーとプレイヤーにそれぞれ配られたカードの大きさを競うゲームです。
数字の大きさはAが一番強く、2が一番弱いです。
なお、このゲームではカードの柄(スペード、ハート、クラブ、ダイヤ)は勝敗に影響しません。
ジョーカーは使用せず、計52枚のカードがゲームに使用されます。
数字の大きさの格付け |
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2>1 |
ゲームの進行
カジノウォーのテーブルレイアウトはこのようになっています。
賭け金を、自分の席の前の枠に置き、ディーラーが賭けを締め切るとゲームスタートです。
ディーラーによって各プレイヤーにそれぞれカードが表向きで配られます。
ディーラー側にもカードが裏向きで一枚配られます。
ディーラーはその後、自分のカードを開き、各プレイヤーとの勝敗を決定します。
勝った場合は、賭け金と同額の配当(1 to 1)、負けた場合は賭け金を没収となります。
引き分けの場合
ディーラーとプレイヤーの数字が同じだった場合、その勝負は引き分けとなります。
カジノウォーでは、引き分けだった場合にプレイヤーには二つの選択肢が与えられます。
・サレンダー(surrender)を宣言し、賭け金の半分をディーラーに支払う。(残りの半分は返却される)
・ウォー(war)を宣言し、賭け金と同額の賭け金を追加して再度勝負する。この時はディーラー、プレイヤー共に新たなカードが配られる。warを選択して勝利した場合、追加した賭け金に対してのみ配当が支払われる。
少しややこしいので説明すると、WARを選択して負けた場合は最初の賭け金の倍の金額を没収されますが、勝った場合は最初の賭け金と同じ金額の配当しか得られないということです。
そのため、カジノウォーは引き分けになってしまうと、どちらも非常に苦しい勝負になります。
なお、理論的にはサレンダーが圧倒的に不利で、WARを選択するのが正しいと言われています。
TIEベットの賭け方
多くの場合、カジノウォーのテーブルにはTIEという賭け金を多くエリアがそれぞれのプレイヤーに与えられています。
基本的に配当は賭け金の十倍が支払われます。
TIEというのは引き分けという意味で、ディーラーとプレイヤーの数字の大きさが同じで引き分けが成立すると勝利となります。
TIEが成立しなかった場合は賭け金が没収となります。
夢が見れる賭け方ではありますが、TIEが出る確率と、配当の割合を考えると、非常にハウスエッジ(カジノ側の取り分)の大きい、プレイヤー側に不利な賭け方となっています。
そのためおすすめはしていません。
以上がカジノウォーのルールになります。