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統合型リゾート(IR)の誘致を目指す大阪府・大阪市は、2024年までのIR開業は困難であると判断し、大阪万博前は部分開業とすることを検討している…

と報じられました。

やはり、スケジュールが厳しいようです。

このニュースについて解説します。

ニュースの解説

IRの誘致候補地と、2025年の大阪万博の開催地は共に大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」(大阪市此花区)です。

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大阪府・市がIR誘致候補地としている夢洲

用地は隣接しており、大阪府・市としては、すでに決定している万博の開催とIRの相乗効果を期待していました。

ところが、IR実現へ向けてのスケジュールが当初考えられていたよりも大幅に遅れてしまっており、今回のような事態になってしまっているのです。

昨年成立したIR整備法の成立が遅れてしまったことが未だに足を引っ張っています。

これにはモリカケ問題な様々な原因がありましたが、結果として政府のIRに対する日程が先延ばしになり、地方自治体も身動きが出来ない状態が続いていました。

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大阪府・市としては、限りなく早いIR開業のために動きたいところですが、そのためには最大3か所までの区域認定を受けなければならず、どうしても自治体単独では建設スケジュールを調整できません。

もちろん最有力視されている大阪府・市ですが政府次第ではIRをそもそも作らせてもらうことが出来ないという可能性すらあるわけです。

今後のスケージュールですが、大阪府・市は年内に実施方針の策定を行い、事業者の公募も行う方針です。

ただ、どうしても資材や人員の都合、工期の短さから大阪万博開催前、つまり2024年の全面開業は難しいと判断したとのことでした。

一部開業ということですが、カジノフロアを先に開業した場合は大きな批判が出そうなものです。

ただでさえ根強い反対派がいるIRですから、慎重に行きたいところでしょう。

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