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3カードポーカーの基本ルール、遊び方からハウスエッジ(控除率)は?役はどんな確率で期待値は?必勝法や攻略法、ストラテジーはある?6カードボーナス?という疑問まで、実際に3カードポーカーをカジノでディーリングした経験を持つ現役カジノディーラーが解説します!

3カードポーカーの基本ルール、遊び方

3カードポーカーの基本ルール、遊び方

3カードポーカーは、その名の通りポーカーの役を利用したゲームです。

プレイヤー(お客さん側)とディーラー(カジノ側)にそれぞれ配られた3枚のカードの役の強さによって勝敗が決まります。

世界中で流行するテキサスホールデムポーカーは他のお客さんが対戦相手となりお互いのチップを取り合うゲームですが、3カードポーカーはディーラーとプレイヤーがサシ(1対1)で勝負するゲームなので、テキサスホールデムポーカーとは違い、他のお客さんのプレイは勝敗に一切影響しません。

3カードポーカーの数字の数え方

対人ゲームであるテキサスホールデムポーカーの場合は、同じ役の強さを相対的に比較するために数字の大きさが用いられます。

3カードポーカーも、ディーラーと勝負する際に役の強さを判定しなければならないため、数字の強弱はまず覚える必要があります。

数え方はテキサスホールデムポーカー同様にAが一番強く、2が一番弱くなっています。

A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2

3カードポーカーのゲームの進行

3カードポーカーの賭け方

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3カードポーカーのレイアウト

3カードのレイアウトには、「Play」「Ante」「Pair Plus」「6 Card Bonus」という4つの賭け方が存在しています。

「6Card Plus」が無いカジノも中にはあります。

このうち、まず覚えるべきは「Play」と「Ante」です。

「Ante」に賭けたい金額のチップを置き、ディーラーが「No more bet」と宣言した時点で賭けが成立します。

「Play」については後ほど使うため、この時点でチップは置きません。

3カードポーカーのゲーム進行

カードの配布

プレイヤー、ディーラーにそれぞれ3枚のカードが配られます。

プレイヤーは、自身の3枚のカードしか見ることが出来ません。

勝負するか、しないかの選択

プレイヤーは自身の3枚のカードを見て、勝負するのか、しないのかを選択します。

勝負をする場合は「Play」の位置に、最初に「Ante」に置いた賭け金と同じ金額を置きます。

勝負を降りる場合は、サレンダーを宣言し、「Ante」に賭けられていた金額は全て没収となってしまいます。

3カードポーカーの勝敗の決定

勝負することを選択した場合、ディーラーのカードが開かれ、勝敗の判定をします。

勝敗のつくパターンには、ディーラーが勝負を降りる場合と、ディーラーとプレイヤーの役の強さを比較する場合があります。

少しややこしいですが、それぞれについて解説します。

・ディーラーが勝負を降りる場合

ディーラーは、手札にワンペア以上の役が完成していない、かつQ以上のカードが存在しない場合に勝負を強制的に降ります。

この時、プレイヤーの手札に関係なくディーラーは負けとなり、「Ante」と「Play」に対して、それぞれ等倍の配当(1 to 1)が支払われます。

※配当を表すA to Bは、賭け金Bに対して支払われる配当をAとした数字

・役を比較して勝負する場合

ディーラーの手札にQ以上の数字がある、もしくは何らかの役が成立している場合、お互いの手札を見て勝負することになります。

このゲームではポーカー同様スーツ(♠などのカードの柄)は関係ないため、数字の組み合わせが全く同じ場合に引き分けが存在します。

3枚のカードでポーカーの役を作るという特性上、役の作り方や強さのランクが異なっていて、強さのランキングは

ストレートフラッシュ>3カード>ストレート>フラッシュ>ワンペア>ハイカード(役無し)

となっています。

以下が、「Ante」「Play」へ賭けているときの、役と配当の割合になります。

役の名前配当の割合
ストレートフラッシュ(Straight Flush)5 to 1
スリーカード(Three of a kind)4 to 1
ストレート(Straight)1 to 1
フラッシュ(Flash)1 to 1
ワンペア(One Pair)1 to 1
ハイカード(High Card)1 to 1

※プレイヤーは勝った場合1 to 1以上の配当を得ることがありますが、ディーラーの手札がストレートフラッシュだった時にプレイヤー負けた場合などは、賭け金以上の金額を没収されることはありません。

Pair Plusへ賭ける場合

「Ante」「Play」について理解したところで、今度は「Pair Plus」について解説します。

ディーラーが降りた場合にもらえる配当は、プレイヤーの手札が何であろうと、1 to 1になってしまいます。

もし、自分がストレートフラッシュだった時に、ディーラーが降りてしまったら少しもったいないと感じるでしょう。

これを解決するのが、「Pair Plus」です。

この賭け方は、ディーラーとの勝負に関係なく、自分の手札の純粋な役の強さに対して配当が支払われます。

ディーラーが降りてしまい、自分の役が無駄になってしまうことを防ぐのは勿論、そこそこの役が出来たのにディーラーの役が強すぎたために「Ante」「Play」は没収されてしまった、なんて場合にも保険として役に立ちます。

しかし、デメリットして、ハイカードの場合は自動的に没収されてしまうというデメリットを持っています。

以下が、「Pair Plus」へ賭けているときの役と配当の割合になります。

役の名前配当の割合
ストレートフラッシュ(Straight Flush)40 to 1
スリーカード(Three of a kind)31 to 1
ストレート(Straight)5 to 1
フラッシュ(Flash)4 to 1
ワンペア(One Pair)1 to 1

※「Pair Plus」のみに賭けることが出来るかはカジノによって異なります。

6 Card Bonus(6 カードボーナス)へ賭ける場合

「6 Card Bonus」という賭け方はカジノによっては置いていない賭け方です。

6枚のカードを使って役を作り、それによって配当が出る賭け方のため、そのように呼ばれています。

6枚のカードとは、プレイヤーの3枚のカードと、ディーラーの3枚のカードを合わせたものから、5枚を使って通常のポーカーの役が成立した場合に配当が支払われる賭け方です。

以下が、「6 Card Bonus」へ賭けているときの役と配当の割合になります。

役の名前配当の割合
ロイヤルストレートフラッシュ(Royal)1000 to 1
ストレートフラッシュ(Straight Flush)200 to 1
フォーカード(Four of a kind)100 to 1
フルハウス(Full House)20 to 1
フラッシュ(Flash)15 to 1
ストレート(Straight)10 to 1
スリーカード(Three of a kind)7 to 1

3カードポーカーまとめ

実際にやってみると、なかなか思うように役が出来なかったり、せっかく強い役が出来ても「Pair Plus」や「6 Card Bonus」に賭けていなかったりと、やきもきすることも多いゲームですが、それもこのゲームならではの魅力と言えます。

カジノで見つけた際はぜひプレイしてみると良いでしょう。