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カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の可決でカジノに注目が集まっていますが、ジャンケットという職業をご存知でしょうか?カジノ関連の職業といえばカジノディーラーが有名ですがジャンケットは海外のカジノでは欠かせない存在です。日本型のカジノではジャンケットはどうなるかなども含めてお伝えします。

ジャンケットとは

ジャンケットの仕事内容は世界各国の富裕層をカジノへ招待し、航空券やホテル、女性の手配などの滞在中の世話を請け負う業者です。

客の資金が尽きた場合には貸し付けを行うこともあります。

特にマカオのカジノではこのジャンケット制度が盛んで、ジャンケットはカジノのvipルームと別にカジノから委託された別の部屋に客を招き入れ、そこでプレイをさせます。

客が使った総額の2%であったり、負けた金額の40%をカジノとの契約よって得ることや、貸し付けた金額の利息などがジャンケットの収益となります。

至れり尽くせりの業者ですが、金を借りてまでギャンブルに興じた結果、破産してしまったとなっては笑えない話なので注意が必要です。

日本のカジノとジャンケット

日本においてはカジノ法案成立以前からジャンケットを排除する方向で話が進んでおり、マカオのような形にはなりません。

何故ジャンケットが排除されてしまうのかというと、ジャンケットはその業者自身が客にカジノゲームをプレイさせてしまうことによって、IR事業者にのみカジノ事業を特別に容認するカジノ事業免許制度の趣旨を否定してしまうためです。

また、金銭の貸付業務などは、依存症の誘発にもつながってしまうことや、仕事の特性上、暴力団の資金源になりやすいものである点が挙げられます。