横浜市

統合型リゾート(IR)の誘致を先日表明した横浜市の林文子市長は4日の記者会見で、誘致候補地である山下ふ頭の約47ヘクタールの用地について 「IR事業者への意向調査や資料による調査を行い、貸し付けか売却かを決める」 とコメントし、私有地の売却も可能性として考えていることを明かしました。 山下ふ頭の47ヘクタールのうち、市は42.6ヘクタールを所持しています。 売却となった場合、反対派の運動はさらに激

3日、横浜市議会が開会し、林文子市長が表明した統合型リゾート施設（IR）の誘致について大きな議論となりました。 「意図的に市民を欺いたものと言うほかありません。２年前の市長選挙の公約集では、ＩＲについて市民の皆様、市議会の皆様の意見を踏まえたうえで方向性を決定と明記している。今回の決定は明確な公約違反」（無所属 井上さくら市議） など、厳しい意見が多く、これらの意見について林市長は 「丁寧に説明し

29日、神奈川県内の弁護士約150人で構成される自由法曹団神奈川支部は、統合型リゾート(IR)の誘致に対する抗議声明を発表しました。 IRについて、「多数の利用者のギャンブルによる損失をもって自治体を運営するということは極めて不健全」と指摘し、市の決定を批判。 また、市民向けの説明会で反対意見が多かったのにもかかわらず誘致に踏み切ったのは、 「市民の意見を踏まえた上での『方針決定』と言えるのか」と

神奈川県の黒岩祐治知事が、横浜市が統合型リゾート(IR)の誘致を決断したことについてコメント。 「市長が明確に『やるんだ』と表明したから、基本的に支援していくというポジションは変わらない」 として、これまで決めかねていた林文子市長の決断を全面的に支持していく方針であることを表明しました。 また、「誘致の決断は市民への裏切り行為である」という声については、 「(林市長は)さまざまな情勢や状況を判断し

横浜市が統合型リゾート(IR)の誘致を決定したことを受け、これまで誘致に反対してきた横浜港運協会の藤木幸夫会長は、 「ここはわれわれ港湾人の聖地であり、博打（ばくち）場にしない」と強調したうえで、 「横浜の将来のために良かったと思われる守り方をしていきたい。（カジノのような）犯罪的なものは一切しない」 とコメントしました。 誘致候補地は横浜ふ頭が予定されており、同協会の事務所を含む港湾事業者らは立